悲しいお知らせ
- 院長のつぶやき
悲しいお知らせです。
当院で5月から飼い始めたみたらし君が8月12日に亡くなりました。まだ5ヶ月齢でした。
猫伝染性腹膜炎(FIP)という子猫がかかると助からないと言われている病気でした。
病気と判明したのは8月の初めで、それよりできる限りの治療をしましたが、日に日に悪くなってしまいました。
病名に伝染性とついていますが、発症猫から感染する事はほぼ無いと考えられています。
しかし、可能性は低いですが院内感染という観点とみたらし君にかかるストレスをできる限り軽減するという観点から病院の上にあるスタッフルームでケージを設置し、そこでみたらし君を世話する事にしました。
スタッフみんなでみたらし君の心配をし、治療をし、世話をしました。
みたらし君はスタッフみんなのことが大好きでした。病気になってからも抱っこすると目を細めてグルグル言ってくれました。最後の夜も、みんなの仕事終わりを見届けてから眠るように逝きました。
5月の初めに当院に来て、わずか3ヶ月と少し、みたらし君と過ごせた時間は短かかったのですが、私達スタッフとの関係は大変濃密でした。
今でもまぶたを閉じると、みたらし君の愛くるしい姿が浮かんできます。また、どこかで逢えるような気がします。
「みたらし君、いろいろな幸せをくれて本当にありがとうね。天国のうっちゃん、ピノ、ニンニと一緒に遊ぶんだよ」
セナ動物病院 院長 北中千昭
追伸: この度のみたらし君の件で多くの方々にご恵贈を賜りました事を、この場をお借りして深謝申し上げます。スタッフのみならず、多くの方々に愛されたみたらし君は間違いなく幸せな子でした。最後まで長文を読んで下さり、ありがとうございました。