チロちゃんのご家族より
- 飼い主様の声
ここにかわいい垂れ耳のウサギちゃんの写真があります。ホーランドロップのチロちゃんです。今は元気なチロちゃんも実は昨年(2010年)、血尿がなかなか止まらない時期がありました。まず最初は膀胱炎を疑い、チロちゃんの体に対する負担が少ない内科治療を始めました。しかし、なかなかチロちゃんの血尿は治まりません。いろいろと検査をしていくうちに、エコー検査で子宮の病気の疑いが見つかりました。そして、チロちゃんのご家族と相談した結果、チロちゃんの子宮と卵巣を手術で摘出することにしました。手術は無事に終わり、手術後の経過も順調で、問題だった血尿も出なくなりました。
今回のチロちゃんの治療は、結果的にすべてが上手くいったので良かったのですが、治療途中では、きっとチロちゃんのご家族は沢山の不安を抱かれたと思います。そのような不安な状況の中、まずは私達の診療を信じ、私達の治療方針に賛同してくださったチロちゃんのご家族に、私達スタッフ一同、心より感謝しております。
そのチロちゃんのご家族より貴重なメッセージをいただいておりますので、ここに紹介させていただきます。
(以下、チロちゃんのご家族より)
チロが我が家に来たのは6年まえの初秋でした。受験で頑張っている娘たちの気持ちが和めばと思い迎えました。チロはとても好奇心旺盛で、私達が何かしていると「何してるの?」という表情で覗きこんだり、「チロちゃん」と呼ぶと、耳を少し傾けて嬉しそうに駆け寄ってくるかわいいしぐさや表情で、いつも私たちを元気づけてくれました。うさぎがこんなに懐くものかと驚きでした。そんなチロが去年の春ごろから調子を崩してしまい、部屋の隅にうずくまっていたり、血尿をするようになってしまいました。うさぎは鳴かない動物なので、辛いことを自分から訴えられずじっとしているのを見ると、とても辛かったです。
しばらく内服を試みましたが改善されず、手術をする事になりました。小さな身体で手術に耐えられるかはとても心配でしたが無事成功しました。なんども先生と話し合い、詳しく説明していただき、リスクも含めて納得して受けられた事がとてもよかったと思います。また術後の管理をうまくしてくださったお陰でストレスを与える事が少なく、回復がとても早かったです。
スタッフの皆さんもいつもチロと私達の事を気遣ってくださり、待合室では常に声をかけてくださったことがとても嬉しかったです。今は大きな手術をしたとは思えず、元気に走りまわっています。
小さなうさぎですが、我が家にとってはとても大切な家族です。家族みんなが揃って元気でいられることが嬉しく、一日でも長く一緒にいられますように、これからもチロをよろしくお願いします。